日本の都道府県知事による観光や特産品の売り込みのための台湾訪問が相次いでおり、外交部アジア太平洋司の蘇啓誠副司長は18日、今年１月から８月初めにかけて日本全国の知事のほぼ30％が訪台し、過去最多となったと発言した。中央社が同日報じた。
黒岩祐治・神奈川県知事（左）を歓迎する馬英九総統。日台間の都市交流はますます盛んになっている（18日＝中央社）
今年上半期に10人の知事が台湾を訪問したほか、７月中旬には河野俊嗣・宮崎県知事、浜田恵造・香川県知事が訪れた。また18～20日には神奈川県の黒岩祐治知事が訪台し、19日に総統府で馬英九総統と会談、20日には台北駅で、台北近郊のローカル線平渓線と観光提携している神奈川県の江ノ島電鉄のＰＲを行った。８月初めには山梨県の横内正明知事の台湾訪問が予定されている。
外交部の統計によると、昨年日本を訪れた台湾人観光客は延べ156万人、台湾を訪れた日本人観光客は延べ143万人で合わせて延べ299万人だった。蘇副司長は、年間300万人の達成に向けて、引き続き努力したいと述べた。
