ノートパソコンなど受託生産メーカー、英業達（インベンテック）の李詩欽董事長はこのほど、傘下の携帯電話端末メーカー、英華達（インベンテック・アプライアンシズ）のウェアラブル（装着型）スマートデバイス市場参入について、既に腕時計型スマートデバイスを少量出荷していることを明らかにした。その上で「ウェアラブルデバイスの商機は大きく、台湾メーカーも後れを取るわけにはいかない」と強調。こうしたデバイスは携帯電話の開発経験のあるメーカーが比較的有利との見方を示した。２日付工商時報が報じた。
李董事長はまた、英華達について現在ヒューレット・パッカード（ＨＰ）と携帯電話新製品の開発について交渉を進めていること、およびワイヤレスＰＯＳ（販売時点情報管理）システムの分野に参入し、主にモトローラ・ソリューションズを最大顧客としていることを明らかにした。
