台湾を訪れた日立製作所の中西宏明社長は22日、張家祝経済部長を表敬訪問した席上、「日台の企業は相互補完関係にあり、日立は台湾の提携パートナーと台湾市場だけでなく、世界市場を視野に入れている」と指摘。その上で、台湾の風力、太陽光、潮力など再生可能エネルギー事業への進出について意見交換した。23日付工商時報が伝えた。
日立は先月、関係者を台湾に派遣し、経済部、澎湖県政府との間で、台湾の独立系発電事業者（ＩＰＰ）との再生可能エネルギー開発について意見交換したとされる。
中西社長らは、23日に行われる台湾日立グループの創立60周年パーティーに出席するため、台湾を訪れた。パーティーには張経済部長、行政院経済建設委員会（経建会）の管中閔主任委員をはじめ、政財界の要人が出席を予定している。
