鉄筋大手の豊興鋼鉄は26日、鉄スクラップの買取価格を１トン当たり１万500台湾元（約３万4,400円、引き上げ幅200元）、製品の１トン当たりの販売価格を▽鉄筋、１万7,900元（同300元）▽形鋼、１万9,900元（同400元）──に引き上げた。国際的な鉄スクラップ価格上昇と川下メーカーの在庫積み増しを受けたもので、東和鋼鉄企業（東鋼）、威致鋼鉄、海光企業など同業他社の追随が予想される。豊興鋼鉄の鉄筋価格は、６月下旬の１万7,100元から２カ月で800元上昇した。27日付工商時報が報じた。
同社は国際的に鉄スクラップのオファー価格が高騰しており、先週だけでも米国市場で１トン当たり５米ドル、日本で同10米ドル上昇したと指摘した。
