ＬＥＤ（発光ダイオード）パッケージング（封止）最大手、億光電子工業（エバーライト・エレクトロニクス）が９日発表した８月売上高は24億1,000万台湾元（約81億円）で、前月比10.14％増となり、２カ月連続で過去最高を更新した。同社生産事業部の劉邦言総経理は、買収したドイツの照明メーカー、WOFI LEUCHTENの売上高を８月より連結計上したこと、およびＬＥＤ照明で１億元以上の売上高があったことが要因と説明した。10日付経済日報が報じた。
劉総経理によると、エバーライトは現在、携帯電話、タブレット型パソコン、ディスプレイ向け製品の出荷好調で、工場のライン稼働率が８〜９割の水準にあり、約1.5カ月の受注見通しが立っている。
劉総経理は９月売上高の見通しについて「少なくとも８月の水準はある」と述べ、過去最高更新が続くと示唆した。また、第４四半期の売上高も好調な第３四半期を下回ることはないとの予測を示した。
