鉄筋大手の豊興鋼鉄は14日、鉄スクラップの買取価格を１トン当たり１万300台湾元（約３万4,400円、引き下げ幅200元）に引き下げた。川下メーカーの在庫積み増しが完了し、受注が減少したためだ。一方、製品の販売価格は、鉄筋１トン当たり１万7,900元、形鋼同１万9,900元を維持する。15日付蘋果日報が報じた。
同社主管は、鉄スクラップは海外市場でのオファー価格も同350～355米ドルまで落ちてきていると指摘。その上で、鉄スクラップ買取価格の引き下げと販売価格維持を決定したため、来週は販売価格が値下げ圧力にさらされると語った。
なお同社は、川下メーカーの在庫は９月末前には底をつくと予測している。
