イオンフィナンシャルサービスは25日、同社連結子会社で分割払い事業の台湾永旺財務服務とクレジットカード事業の台湾永旺信用卡（イオンクレジットカード台湾）で、2002年ごろから元総経理と元董事（24日付でいずれも懲戒解雇）による不適切な会計処理と現金着服の不正行為が行われていたことが判明しており、台湾永旺信用卡が元総経理と元董事の計３人を法務部調査局に刑事告訴したと発表した。
台湾永旺信用卡は、調査により判明した事実と疑惑に基づき、不適切な会計処理の実行者である元総経理と元董事の３人を商業会計法違反の疑いにより、うち現金着服の不正行為の実行者１人については併せて刑法における業務上横領罪等の疑いにより、法務部調査局に刑事告訴したと説明した。
同社13日発表によると、今回の問題が連結経常利益に与える影響金額は約８億8,000万台湾元（約29億円）、うち元董事による着服は約8,300万元となっている。
