統一企業（ユニプレジデント）集団の統一薬品（プレジデント・ファーマシューティカル）が販売している、スキンケア用シートマスク「我的美麗日記（マイビューティーダイアリー）」シリーズは、今年第１～第３四半期の世界販売枚数が１億7,000万枚を超え、昨年通年水準に迫る勢いだ。１秒で５枚が売れている計算で、今年通年では前年比３割成長が見込まれる。４日付蘋果日報が報じた。
発売開始から10年を迎える同シリーズは、台湾市場でトップブランドに成長し、今年第１～第３四半期の実体店舗における販売枚数は前年同期比20～30％増、インターネット販売では100%増となっている。
統一薬品は、同製品の海外市場開拓に注力しており、すでに日本、米国、カナダなど世界12カ国・地域でも販売。特に香港、シンガポールではシェア首位、中国では３位だ。
なお中国では今年１～９月の売上高が前年同期比約30％増と、海外市場で最高の成長率を記録。北京、上海、山東省を中心に屈臣氏（ワトソンズ）やセブン−イレブンなど1,600店で販売しているほか、ネット販売も強化しており、中国最大を誇る化粧品販売サイト「聚美優品」では試験販売の２日間だけで、10万人以上が購入。売上高は1,800万人民元（約２億9,000万円）に上った。今後は中国市場でもシェア首位を目指す。
