台湾区機器工業同業公会（ＴＡＭＩ）の統計によると、９月の機械設備の輸出額は15億米ドル、470億台湾元（約1,550億円）で前年同月比8.8％減少した。９日付工商時報が報じた。
１～９月の輸出額は144億7,620万米ドル（4,295億台湾元）で前年同期比4.9％減だった。中国、米国、日本の３大市場向けがマイナス成長となった。
業界関係者は、９月の台湾元高による為替差損で、１～８月の為替差益の半分が吹っ飛んだと嘆いた。
徐秀滄ＴＡＭＩ理事長は、台湾元高で輸出競争力が弱まった上、米国の予算案不成立が米国景気に影響すると指摘した。台湾の今年通年の機械設備輸出額は前年比４％減となり、200億米ドルを割り込むと予想した。
