オランダの半導体メーカー、ＮＸＰセミコンダクターズは14日、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）との合弁による８インチウエハー業者、システムズ・オン・シリコン・マニュファクチャリング・カンパニー（ＳＳＭＣ）の生産能力拡充に１億2,500万シンガポールドル（約100億円）を投資すると発表した。15日付工商時報が伝えた。
ＮＸＰはまた、アジア業務の強化に向け、シンガポールを世界標準製品本部、世界経営本部、東南アジア販売・マーケティング本部とすることを決めた。
ＮＸＰはフィリップスの半導体部門、フィリップス・セミコンダクターズから分社化された企業。ＳＳＭＣは2000年に設立され、現在の出資比率はＮＸＰが約60％、ＴＳＭＣが約40％となっている。ＳＳＭＣは現在、0.14〜0.11マイクロメートルの製造プロセスを採用。生産能力の拡充は来年末にかけて進められ、月産５万7,000枚を目指す。
