ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）が７日発表した10月連結売上高は、前月比6.48％増、前年同月比32.29％増の138億8,800万台湾元（約460億円）で、過去最高を更新した。第３四半期末までに在庫回転日数を約52日に引き下げた他、顧客の需要が強かったことが要因だ。８日付工商時報などが報じた。
メディアテックは10月の需要増について、来年１月末からの春節（旧正月）連休を前に、中国の多くの顧客がスマートフォンやタブレット型パソコンの新機種の年内発売を急いでいること、従来型携帯電話（フィーチャーフォン）の輸出受注が予想以上だったことを理由に挙げた。
同社は先日、第４四半期売上高を370億5,700万～390億800万元で前期比０～５％減と予測した。11、12月売上高が各116億元あれば達成できる計算だ。
