15日付経済日報が中国・重慶商報の報道を基に報じたところによると、漢神百貨（漢神デパートメントストア）が重慶市進出に意欲を見せている。漢神百貨の蔡杉源総経理、張成全海外開発総監ら一行が同市渝中区、南岸区、江北区、九龍坡区などの視察を行い、ショッピング、飲食、レジャー、スポーツ、芸術の５要素を統合した複合式商業施設の同市での開業に向けた提携枠組み協定に署名した。
ただ、重慶市対外貿易経済委員会の関係者は、「まだ評価段階で、漢神百貨側と今後詳細を詰めていく必要がある」と指摘した。
消息筋によると、漢神百貨はショッピングセンター内で百貨店で取り扱う大衆向け商品と世界的な高級ブランド品を販売し、ミドル～ハイエンドの消費者層を狙った展開を行う方針だという。
なお、重慶市には既に遠東百貨（ファーイースタン・デパートメント・ストアズ）が２店舗を出店している他、新光三越百貨が16年の店舗オープンを目指している。
