台湾禾旺倉儲物流（Ｈ＆Ｍメタルウェアハウジング台湾）は22日、高雄港の南星自由経済区の用地３ヘクタールを落札した。ロンドン金属取引所（ＬＭＥ）で取引された非鉄金属の受け渡し倉庫を自社で建設し、来年末に稼働する予定だ。23日付工商時報が報じた。
同社は現在、連海船舶装卸承攬、高宏通運装卸、台湾日郵埠頭（ＮＴＴＩ）と提携し、３社の倉庫にアルミニウムや銅など非鉄金属を保管している。宋薇薇・業務経理は、取扱量が非常に大きいので自社倉庫を建設すると説明。同社はＬＭＥ会員、シンガポールのＨ＆Ｍとの合弁会社で、今後、中台の非鉄金属市場で重要な役割を果たすと語った。
高雄港はＬＭＥ指定倉庫に認定されている。台湾港務の高雄港務支社は、台湾禾旺の投資により、高雄港のＬＭＥ業務の発展が見込まれると指摘した。
