今年の自動車市場は昨年比で５％以内の成長にとどまると大多数のディーラーがみている中、域内各自動車メーカーは、今年発売する新型車を武器に、昨年比で１割以上の成長目標を掲げている。特に三陽工業（ＳＹＭ）では50％以上成長するという強気の姿勢を示している。販売目標の合計は、域内メーカー８社だけで32万台を越え、これに独ベンツ、ＢＭＷなどを加えると業者予測の年間34万台を上回ることになる。２日付工商時報が報じた。
トヨタ自動車の販売総代理店、和泰汽車の張重彦総経理は、「今年、総統に馬英九氏がなろうが、謝長廷氏がなろうが、台湾経済は選挙前よりは良くなる」と語り、自動車市場は今年36万台まで回復するとの見通しを示した。和泰汽車では少なくとも31.5％のシェアを獲得、そのうちトヨタ車が10万5,000台、レクサス8,500台、ダイナ・トラック700～800台を目標に設定している。
