行政院国家科学委員会（国科会）と経済建設委員会（経建会）は27日、台湾の高度技術者と高学歴者が、海外からの相次ぐ高給スカウトにより過去10年は毎年１万〜２万人流出しており、将来特に高学歴者の人材不足を招くと警鐘を鳴らした。28日付工商時報が報じた。
立法院教育文化委員会で27日、高学歴人材の需給不均衡問題について行われた報告で、経建会の陳小紅副主任委員は、2013〜30年の間に高学歴者が実際の需要より６万3,000人不足するとの見通しを示した。逆に台湾に流入する人材の95％が台湾人と結婚する外国籍配偶者であり、海外へ留学する学生も減っているため、将来的に高等教育を修了したホワイトカラー労働者の確保がますます難しくなるとの懸念を語った。
