毎年春節（旧正月）期間は海外旅行に出かける人が多く、旅行会社のツアー料金も高騰するが、中華民国旅行業品質保障協会（ＴＱＡＡ）によると、人気の高い北海道ツアーは５日間の料金が最高で８万台湾元（約27万円）と過去最高水準となる見通しだ。それでも同ツアーは参加者が多く、一部旅行会社では既に予約が満杯となっている。28日付蘋果日報が報じた。
ＴＱＡＡ広報担当によると、日本円の為替レートが横ばい状態でコスト削減の余地がないこと、および航空機の座席数に限りがあることから来年春節の日本ツアーは前年比1,000〜5,000元値上がりしている状況だ。
さらに来年の春節連休（１月30日〜２月４日）は６日間と例年に比べ短く、１月30日か31日に出境する人が多い上、北海道行きの航空機は１日の座席数が700席しかないため、供給不足でツアー料金高騰につながっているという。
なお短い連休を楽しもうと、近隣諸国へのツアーが人気で、中国ツアーは前年比4,000〜6,000元上昇、東南アジアツアーも同3,000〜5,000元上昇している。
