トヨタの台湾総代理、和泰汽車はこのほど「史上最大規模」と銘打ち、年末までの新車購入に対し、航空券やオプションプレゼント、ゼロ金利ローンなど総額８万台湾元（約27万円）相当の優待が受けられるキャンペーンを開始した。同キャンペーンについて業界関係者は、同社は通年市場シェア34％達成に向け、非需要期の12月に需要期並みの販売台数１万3,000台突破を目指しているためと分析した。５日付工商時報が報じた。
キャンペーンは全車種が対象で、11月に発売した人気の新型カローラアルティスや輸入スポーツ多目的車「ＲＡＶ４」も含まれる。購入者にはソウル、那覇、アモイ、香港のペア航空券などが贈られる。同業者は和泰汽車のキャンペーン予算を航空券だけで２万枚、７億元に達すると推計。来年１月まで延長すれば予算はさらに倍増すると指摘した。
なお、来年の春節（旧正月）は１月31日で、多くの自動車メーカーが需要期に当たる１月の営業日数が減るとして、今年11月中旬〜12月にキャンペーンを前倒ししている。
