新薬開発の基亜生物科技（メディジェン・バイオテクノロジー）は５日、中国・福建省アモイ市の海滄区政府と投資契約を締結し、医薬専門工業園区の廈門生物医薬港への子会社設立を発表した。新会社は中国で第３相臨床試験終了間近の肝がん新薬「PI-88」の発売後の販売管理などを行う。来年１月にも業務を開始する。６日付経済日報が報じた。
メディジェンの張世忠董事長は、PI-88は第３相臨床試験が終了後、来年中台同時に新薬申請を行うと説明。中国では薬品審査迅速化および「中台薬品研発合作専案試弁計画（中台間の薬品研究開発の提携に向けたテスト計画）」の対象となっており、新薬申請や販売計画をサポートする子会社の設立を決めたと述べた。
また同社は同園区に、検査試剤と医療機器の研究開発（Ｒ＆Ｄ）や生産販売を行う別子会社の設立も併せて発表した。
