工作機械部品大手、上銀科技（ハイウィン・テクノロジーズ）の11月売上高は前月比1.67％増、前年同月比33.78％増の13億3,200万台湾元（約46億6,000万円）で、過去２年で最高となった。10億元以上の売上高計上は６カ月連続で、自動車、自動化設備、半導体など向けの需要が好調なこと、および中国市場での在庫調整終了が貢献している。１〜11月売上高は112億300万元で前年同期比1.83％減だが、マイナス幅は急速に縮小している。10日付経済日報が報じた。
証券会社は、中国の自動化需要が好調で工作機械業界の低迷を補っていること、米国で製造業Ｕターンの動きが自動化設備需要を高めていること、またドイツ自動車業界、スペイン航空宇宙業界の需要が良好なことなどがハイウィンの業績成長にプラスになっていると指摘した。
来年の展望について卓永財同社董事長は、スイス大手企業の買収に向けて動いており、決定すればハイウィンは国際競争力を強化できると話した。
