米アップルが来年発売するとされるスマートフォン「iPhone6」は、鴻海科技集団（フォックスコン）が組み立てを独占受注するとの予測が、ドイツ証券（香港）より17日示された。同社は「iPhone5s」と「iPhone5c」の受託生産も手掛けており、受注が決まれば鴻海が来年出荷するiPhone各機種の総台数は、今年比13％増の１億4,000万台に上るとみている。18日付工商時報が報じた。
ドイツ証券の科学技術産業アナリスト、張家福氏は、鴻海が11月に記録した過去最高の連結売上高4,560億台湾元（約１兆5,800億円）について、決して一時的な現象ではなく、12月も「iPhone5s」、「iPad Air」、ソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）のプレイステーション４などの出荷増が続くため、4,500億元に近い高水準を維持する見込みだと指摘した。
