大手求人求職情報サイト、1111人力銀行の650社に対するアンケート調査によると、来年の賃上げが決まっている企業は42％で、引き上げ幅は平均4.78％と、今年の4.47％より高かった。一方、「賃上げしない」は21％、「未定」は37％だった。24日付工商時報が報じた。
調査によると、賃上げ意欲が高かったのは▽工商サービス▽民生サービス▽教育・政府・団体──と、サービス業が中心だ。来年の景気見通しは「楽観」が26％で、「悲観」の９％を上回った。「楽観」との回答は▽百貨販売▽工商サービス▽建設・不動産──に多かった。
1111人力銀行は、来年景気の楽観ムードが企業の賃上げ意欲を高めていると分析。金融や外食などの大手が相次いで賃上げを表明しており、労働市場全体の給与水準を引き上げる可能性があると指摘した。
なお、1111人力銀行サイトで、正社員の11月求人件数は前年同月比7.25％増の30万件と、９カ月連続でプラス成長だった。百貨販売が同24.79％増と最も伸びた。一方、情報科技は同１割減と７カ月連続で減少した。
