書店を中心とした商業施設を展開する誠品集団（Eslite）傘下の誠品生活は24日、台湾41店、香港１店の計42店舗への今年の来店者数が昨年より1,000万人増えて延べ１億3,000万人に達したと発表した。うち書籍購入者数は延べ1,000万人に上り、会員登録者数は昨年の80万人から98万人以上へと23％増加した。25日付工商時報が報じた。
今年は書籍の売上高と販売数がそれぞれ前年比２％増え、外国人旅行者による消費額が10％を上回る成長を遂げた。なお、書籍の販売数は商品全体の７割を占めた。
同社は今週27日、雲林県の歴史建築物「合同庁舎」にオープンする「誠品虎尾店」を含め、来年にかけて２〜３店の新規開店を計画している。
なお、香港では３年で３店舗を開店する予定で、現在は２店舗目の候補地を検討中だ。中国では１号店となる蘇州店が来年末にもオープンする見通しだが、現地の住宅開発案件の影響で2015年の第１四半期にずれ込む可能性がある。なお、14年完成予定の上海中心（上海タワー）への入居計画は15年末に実現する見通しだ。
