電炉鉄筋大手、豊興鋼鉄は春節ボーナス（年終奨金）４カ月の支給を決定した。前年の4.5カ月より少ないものの、依然鉄鋼業界で最高水準だ。16日付工商時報が報じた。
鉄鋼最大手、中国鋼鉄（ＣＳＣ）は、春節ボーナスの固定支給１カ月の他、３月に20日分の奨励金支給を検討している。昨年は７日分だった。ＣＳＣ傘下の中鴻鋼鉄は昨年赤字を脱し、春節ボーナス１カ月以上に加え、春節（旧正月）明けに奨励金支給を予定している。中国鋼鉄結構も春節ボーナス１カ月以上の予定だ。
義聯集団（Ｅユナイテッド・グループ）は、燁輝企業が春節ボーナス約３カ月、燁聯鋼鉄（YUSCO）は昨年本業で損益均衡とみられ、少なくとも１カ月以上の見通しだ。
一方、めっき大手、盛餘（SYSCO、センユースチール）は春節ボーナス２カ月以上の見通しで、今月からの3.5％賃上げも発表した。ステンレス厚板大手の有益鋼鉄（ＹＹＳ）は春節ボーナス２カ月の他、３％賃上げ、ステンレス鋼管大手の允強実業（ＹＣイノックス）は春節ボーナス２～３カ月以上の見通しで、４月から３～５％賃上げする。
