宏達国際電子（ＨＴＣ）の王雪紅（シェール・ワン）董事長はこのほど、ブルームバーグとのインタビューで、「今年のクリスマスシーズンに当社初のウエアラブルデバイス（装着型端末）を発売する」と表明した。具体的な製品内容や販売価格には言及しなかったが、カメラ機能付きの腕時計型デバイスになると観測されている。７日付経済日報が報じた。
王董事長は「スマートウオッチなどウエアラブルデバイスには何年も前から関心を持っており、これまでバッテリーやディスプレイの光源、ユーザビリティなど解決すべき問題を抱えていたが、研究開発（Ｒ＆Ｄ）の結果、技術的障壁は克服できた」と語った。
ＨＴＣはウエアラブルデバイスの投入で業績の回復を図りたい考えとされ、王董事長は「今後はこれまで不十分だったマーケティングを重視していく」と述べた。
