生命保険会社、台湾人寿保険（台湾ライフインシュアランス）は、糖尿病患者が加入できる医療保険を発売した。入院や手術などに対する保障の他、糖尿病による腎不全、両眼失明、手足切断には特に充実した保障を行うのが特徴だ。４日付工商時報が伝えた。
今回発売された糖尿病患者向け医療保険は、保険外交員のほか、中国信託商業銀行（ＣＴＢＣバンク）の窓口でも販売される。
これまで糖尿病患者は、民間の医療保険に加入できず、生命保険への加入も拒否されることがあった。ただ、加入資格は血中のヘモグロビンに占めるグリコヘモグロビンの割合が6.5～8.5％の患者で、同割合が8.5％を超える患者は加入できない。
金融監督管理委員会（金管会）保険局は、糖尿病患者向け医療保険の販売リスクを見極める立場から、６カ月の「商品保障期」を設け、２社目の参入を半年後以降まで棚上げしており、当面は台湾人寿による独占販売となる。
