工業技術研究院（工研院）は３日、フェイスブックが主導する「オープンコンピュートプロジェクト（ＯＣＰ）」の世界初となる認証センターを設立したと発表した。ＯＣＰはクラウドコンピューティングなど拡張性を持つコンピューティングにとって効率の良いサーバー、ストレージ、データセンターなどのハードウエアを設計、提供、共有するためのエンジニアのコミュニティーで、世界のクラウドコンピューティング関連メーカーが今後、工研院の認証センターで審査を受けられるようになる。４日付工商時報が報じた。
工研院は昨年５月、▽台湾雲端運算産業協会（台湾クラウドコンピューティング協会、雲協）▽緯穎科技服務（Wiwynn）▽英業達（インベンテック）▽華碩電脳（ＡＳＵＳ）▽中華電信──など計８組織・企業と共にＯＣＰの台湾支部となる「ＯＣＰタイワン（ＯＣＰＴ）」を設立、昨年11月にＯＣＰから認証センターの設立認可を受けていた。
工研院は同センターの設立により、年間1,000億米ドルを超えるデータセンター市場での商機獲得に向け台湾のクラウドコンピューティング関連メーカーを支援することができるとしている。
