受動部品メーカーの光頡科技（バイキング・テック）は、顧客の需要に応え、生産能力増強に向けて５億1,000万台湾元（約17億円）の現金増資を完了しており、今年は厚膜抵抗器の生産能力が倍増する見通しだ。厚膜抵抗器の同社業績に対する貢献度が30％に拡大する見通しだ。10日付工商時報が報じた。
中国の第４世代（４Ｇ）移動通信規格、ＬＴＥ推進を受け、バイキングは華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）より４Ｇ基地局用の大口受注を獲得していた。この他、バイキングは今月、高周波インダクターを２割増産し、出荷する。
同社の２月売上高は前月比９％減、前年同月比24.61％増の9,918万元だった。
証券会社は、同社の３月売上高は過去最高だった昨年10月の１億1,900万元を超えると予測した。第２四半期は生産能力拡大でさらに成長し、ネットワーク通信、４Ｇ基地局、カーエレクトロニクス向けなどの出荷増で、今年通年の売上高は15億元を目指す。
