世界経済が徐々に回復する中、工作機械業界は受注が回復し、各社の２月売上高は大幅成長が相次いだ。11日付工商時報が報じた。
亜イ機電（イは山かんむりに威、ＡＷＥＡ）は２月連結売上高が２億5,400万台湾元（約８億6,500万円）で、前年同月比103.35％増と倍増した。同社主管は、２月受注は３億元を超えて予想を上回り、特に中国や東南アジアの自動車・バイク業界からの受注が伸びたと説明した。受注残高は12億5,000万元に上る。
程泰機械（グッドウェイ・マシン）の２月連結売上高は同44.7％増の５億200万元。昨年末から中国の自動車・バイク業界からの受注が続いており、受注残高は８億元で５～６月まで見通しが立っている。一部生産ラインは生産が間に合わず、残業で対応している。
高鋒工業（ｋａｆｏ）の２月連結売上高は同89.96％増の１億9,600万元で、過去最高だった。１月に間に合わなかった出荷が２月にずれ込んだためだ。４月の受注が満杯で、５月分を協議している。受注残高は４億元以上で、さらに中国と台湾の顧客から大口受注が見込めるという。
上銀科技（ハイウィン・テクノロジーズ）の２月連結売上高は同25.53％増の８億7,700万元だった。納期が１～1.5カ月の短期の受注だけでなく、３～４カ月の長期受注も少なくない。
