宏達国際電子（ＨＴＣ）は、ハイエンドのスマートフォン旗艦機種「Ｍ８」（開発コード名）の発表を３月25日に予定しているが、最近同機種のスペック情報や製品画像が毎日のように流出、公開されており、同社の機密保持体制に問題があるとの見方が出ている。14日付蘋果日報が報じた。
13日も米国の電子製品情報サイト「Droid Life」がインターネット競売サイト大手のイーベイで、米国キャリア、ベライゾン・ワイヤレス版の「Ｍ８」と思われる製品が出品されたと報じている。
なお同製品は499.99米ドルで落札され、既にオークションは終了したものの、掲載されたパッケージ画像から、製品名は「HTC One」で、５インチのフルハイビジョン（フルＨＤ）ディスプレイ、クアルコムの2.3ギガヘルツ（GHz）クアッドコア（４コア）プロセッサー「スナップドラゴン801」、前面側に500万画素カメラを搭載し、ＮＦＣ（モバイル近距離無線通信）やＬＴＥに対応することなどが判明している。
未発表機種の情報流出については、宣伝のための意図的なものとの観測もあるが、ＨＴＣ広報部は「市場のうわさや憶測にはコメントしない」と回答した。
