機械工業同業公会（ＴＡＭＩ）が17日発表した２月の工作機械輸出額は２億3,100万米ドルで、春節（旧正月）があった前年同月比で16.8％増とプラス成長に転じた。特に中国向け輸出額は自動化設備、自動車・バイク関連産業の需要増で同3,000万米ドル増加した。18日付工商時報が報じた。
１～２月の輸出額は前年同期比1.4％減の４億7,900万米ドルと、減少幅が縮小した。輸出先別では上位から▽中国、１億3,231万米ドル（同４％増）▽米国、5,367万米ドル（同19％減）▽タイ、2,710万米ドル（同26.9％減）▽トルコ、2,481万米ドル（同8.9％増）▽ドイツ、2,119万米ドル（同34.7％増）──だった。
徐秀滄ＴＡＭＩ理事長は、１月輸出額は同13.9％減だったが、２～３月は各社の受注が徐々に回復していると指摘した。東南アジア諸国連合（ASEAN）、米国市場が安定成長すれば、第２四半期から出荷が伸びると予想。通年の輸出額は前年比10％以上増の40億米ドルと予測した。
