８インチシリコンウエハーが需給逼迫（ひっぱく）となる中、新竹科学工業園区（竹科）龍潭園区の８インチ工場の生産能力拡充に注力してきた半導体用シリコンウエハー大手、合晶科技（ウエハーワークス）は、昨年12月から３カ月連続で増収を記録、好調となっている。19日付工商時報が報じた。
ウエハーワークスは龍潭工場で８インチウエハーの生産に絞り、月産能力は昨年年央の10万枚から年末には15万枚に増えた。顧客の認証も順調で、同社のポリッシュッド・ウエハーは、顧客の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）や世界先進積体電路（ＶＩＳ）、聯華電子（ＵＭＣ）などからの受注が満杯状態だ。
証券会社によると、半導体業界では指紋認証センサーチップなど新製品の生産は全て８インチウエハーを採用している。また、スマートフォンや超高解像度４Ｋ２Ｋテレビの出荷増に伴い、８インチ工場で生産される微小電子機械システム（ＭＥＭＳ）や加速器、光源センサーなどの需要も増えた。
