経済部は2003年から製造業のサービス化を図るため、見学などの付加価値を付けた工場を「観光工場」として認可しており、このほど台湾煙酒（ＴＴＬ）の「善化啤酒（ビール）文物館」（台南市善化区）が同認可を取得した。ビールをテーマにした観光工場は台湾では初めて。25日付工商時報が報じた。
「善化ビール文物館」はＴＴＬの善化ビール工場が位置する「ビール文化園区」内にあり、館内にはビール製造に関わる器具などの展示コーナーや、台湾ビールの誕生物語などが学べるコーナーもある。台湾で唯一小型のビール製造設備を有しており、間近で製造工程を見ることができる他、同館正面の善化ビール工場では独自のビール酵母で作ったパンや出来たてのマンゴービールを味わうことができる。
台南の観光工場は同工場で16カ所目。新北市と並び台湾最多だ。
