太陽電池中堅メーカーの昇陽光電科技（ソーラーテック・エナジー）は現在、需要の高まりに伴い、現在生産ライン10本全てがフル稼働となっているものの、顧客の受注に間に合っておらず、生産の外部委託を検討している。２日付工商時報が報じた。
ソーラーテックが１日に発表した３月の売上高は前月比4.87％増、前年同月比122％増の９億2,000万台湾元（約31億5,000万円）となり、過去31カ月で最高を記録した。第１四半期通期でも26億5,600万元と前年同期比139.7％の大幅増となった。
また川上のシリコンウエハーメーカー、達能科技（Danenテクノロジー）も３月売上高は前月比6.9％増、前年同月比161.75％増の１億5,800万元となり、過去30カ月で最高を記録。第１四半期通期も４億3,300万元と前年同期比190％の大幅増となった。
同社は、中国、米国、日本および新興国市場で太陽光発電パネルの設置需要が継続して高まっていると説明。早期の黒字転換を目指すと表明した。
