７日付工商時報が報じたところによると、ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）のオクタコア（８コア）プロセッサー「MT6592」がインドのスマートフォンメーカー最大手、マイクロマックスの新機種に採用された。その他数機種にも採用が決まったもようだ。
マイクロマックスは低価格を強みとして成長し、インド携帯電話市場でサムスン電子に次ぐ市場シェア20％を獲得している。昨年にはCanvasブランドを立ち上げミドル～ハイエンド市場に参入し、欧州や新興国市場開拓を進めており、今回、「MT6592」を採用したのは、同ブランドから３月に発売されたハイエンド機種「Canvas Knight A350」で、販売価格は１万9,999インドルピー（約３万4,000円）。
インドは携帯電話販売台数が今年は９億台、2016年には中国市場に次ぐ巨大市場に成長すると予測されている上、従来型携帯電話（フィーチャーフォン）からスマホへの買い替えが進んでおり、スマホメーカー各社にとって重要市場となると目されている。今回、マイクロマックスに採用されたことでメディアテックはインド市場開拓の大きな一歩を踏み出した形だ。
