ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が10日発表した３月の連結売上高は744億7,500万台湾元（約2,500億円）で前月比7.4％増、前年同月比5.49％増だった。ノートＰＣ出荷台数も360万台で前月比９％増と、同業より低い伸びだった。同社は２月が比較的高水準だったためと説明したが、証券会社は、ソニーのＰＣ事業「ＶＡＩＯ（バイオ）」売却に向けた、発注停止が原因とみている。11日付蘋果日報が報じた。
クアンタの第１四半期売上高は2,158億3,000万元で、前年同期比9.29％増。ノートＰＣ出荷台数は同8.3％増の1,050万台で、前期比13％減にとどまった。証券会社は、第２四半期ノートＰＣ出荷台数は横ばいと予想した。
和碩聯合科技（ペガトロン）の３月連結売上高は679億100万元で、前月比16.14％増、前年同月比11.25％増。ノートＰＣ出荷台数は75万台と大幅成長した。
