台北老爺大酒店（ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイ）は14日、開業30周年を記念して取り組んだ「30万cc献血運動」で、目標を超える38万9,500ccの血液を集めたと発表した。
笹谷総支配人。同ホテルのスタッフは、障害者施設でのボランティアや視覚障害者のためのオーディオブック制作にも取り組んだ（14日＝ＹＳＮ）
ロイヤル・ニッコー・タイペイは昨年より社会貢献に力を入れており、台湾では血液不足が問題で特に１～２月は不足が深刻になることから、今年１月より献血運動を推進した。ホテルスタッフ全員が献血に協力した他、台湾血液基金会などと連携して台北各地で献血協力を呼び掛けた結果、３月下旬までに38万9,500ccの血液を集め、当初目標としていた年内30万ccを大幅に前倒しで達成した。
14日開かれた30周年記念パーティーで笹谷久雄総支配人は、「献血運動を通じて『雪中に炭を送る』ことを体験し心を打たれた。支援したスタッフはお客さまへの思いやりを深め、人間性の向上につながった。今後もあらゆる形で社会貢献に携わっていきたい」と関係者や協力者に謝意を述べた。
