半導体設備メーカーの家登精密工業（Gudeng）は、新製品の金属製８インチウエハーカセットが海外の大手発光ダイオード（ＬＥＤ）メーカーの受注を獲得し、出荷した他、２、４インチのサファイアウエハー用カセットの出荷も急激に伸びており、台湾内外のＬＥＤ市場でシェアが上昇している。15日付工商時報が報じた。
また、今年は台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が100億米ドル近くを投じ、工場拡張を計画しており、家登精密はフォトマスクの搬送容器などの出荷が好調だ。フォトマスクの洗浄装置も数四半期にわたり受注が見込めるという。
その他、低迷していた中国、東南アジア市場の回復や極紫外線（ＥＵＶ）マスク搬送容器も安定した出荷を見通しており、同社は今年増収を見込む。なお、３月の連結売上高は前月比26.1％増、前年同月比6.35％増の１億6,900万台湾元（約５億7,000万円）、第１四半期は前年同期比8.53％増の４億9,700万元だった。
