電子時報系のデジタイムズ・リサーチの統計によると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）は第１四半期のノートパソコン出荷台数が非需要期にもかかわらず前期比6.2％増加し、世界上位10社で唯一プラス成長を遂げた。前年同期比では10.8％増。市場シェアは10.9％で、宏碁（エイサー）の8.5％を抜き４位となった。15日付蘋果日報などが報じた。
ＡＳＵＳは、キーボード取り外しが可能でウィンドウズ8.1搭載の低価格10.1インチノートＰＣ「Transformer Book T100」の人気持続が成長に貢献した。
ＡＳＵＳ以外は上位から、▽聯想集団（レノボ）、前期比18.9％減▽ヒューレット・パッカード（ＨＰ）、同12.8％減▽デル、14.3％減▽エイサー、同20.2％減▽アップル、同13.9％減──となった。
エイサーは前年同期比でも24.7％減と、大きく落ち込んだ。デジタイムズの簡佩萍アナリストは、同社は組織改革や人事異動の影響で、出荷が伸びなかったと指摘した。
