台北市北投区行義路の温泉施設は、個室料金を９月に２割値上げする計画だ。個室はカップルや夫婦などが利用し湯水の使用量が多いが、大浴場は食事料金などでカバーできるとして料金を据え置く。17日付自由時報が報じた。
値上げは、今年から温泉取水費が１立方メートル当たり4.5台湾元から９元（約30円）に戻った上、夏季はオフシーズンの利用客減少でコストがかさむためだ。
北投温泉の各施設も６月から３～５％値上げする計画だ。水美温泉会館は入浴料800元が840元になる。台北市温泉発展協会は、値上げ後も平日利用料25％引きや休日10％引きを行うところがあると指摘。来月はご当地グルメキャンペーンを行い、オフシーズンの利用促進を図ると説明した。
