力麗集団（LEALEAグループ）傘下で、ナイロンチップ、ポリエステル加工糸などを手掛ける力麗企業、力鵬企業は23日の董事会で、今後３年で設備投資に合計72億台湾元（約240億円）を投じることを決議した。生産能力の増強でさらなる増収を図る。２社の2017年売上高は700億元以上へと、現状の約400億元から75％増えると証券会社は予想している。24日付経済日報が報じた。
力麗企業の設備投資額は35億元。世界の大手メーカーと提携して設置するナイロン66繊維の一貫生産ラインなどに充てる。今年末から来年初めの着工、16年第４四半期の量産を見込む。ナイロンチップの日産能力は120トンの見通しだ。
一方、力鵬の投資額は37億元。Ｆシリーズナイロンの第６生産ラインの新設に22億元、染色加工機などに９億元、共用設備に６億元を投じる。Ｆシリーズナイロンの第６生産ラインは15年第４四半期をめどに試験生産を開始予定だ。
