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4月の製造業PMI、2カ月連続の60超え【図】


ニュース その他製造 作成日:2014年5月2日_記事番号:T00050092

4月の製造業PMI、2カ月連続の60超え【図】

 中華経済研究院(中経院、CIER)が1日に発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は60.2で、前月から0.4ポイント低下したものの、同指数の調査を開始した2012年7月以来初めて2カ月連続で60を超えた。米サプライマネジメント協会(ISM)の過去20年間のデータを参照すると、製造業PMIが複数月にわたり60以上を維持した場合は、比較的景気が好調な状態にあるといえると中経院は指摘している。2日付工商時報が報じた。

 PMIを構成する項目のうち、▽新規受注指数、67.1(前月比1.4ポイント上昇)▽生産量指数、66.8(同2.2ポイント上昇)▽雇用指数、57.9(同2.5ポイント下落)▽購買品在庫指数、52.6(同5.3ポイント下落) ──は、3月に続き50を上回る「景気拡大傾向」を示した。またサプライヤー納期指数は56.5(同2.3ポイント上昇)で「景気上向き傾向」となった。

 ただ顧客在庫指数は41.6(前月比5.6ポイント下落)と調査開始以来の最低を記録しており、中経院の呉中書院長は受注の多くが突発的なものとなっている状況を示すと分析している。

 なお6大産業別の「今後6カ月の景気状況」については、食品・紡織のみ「悲観」となり、その他5産業はいずれも「好感」を示した。