昨年台湾に訪れた旅客数は、過去最高の延べ371万6,000人に上り、前年比で5.58％増加した。交通部観光局の統計として16日付工商時報が報じた。
観光目的の来訪者は、延べ164万8,500人で、同9.16％増。観光目的の旅客は全体の44.36％に上った。12月は特に観光目的の旅客が多く、前年同月比成長率は12.34％で過去最高となった。
一方、ビジネス目的は通年で延べ93万人で、同2.01％の減少だった。
国・地域別では、日本からの旅客が最多の116万6,400人で同0.42％の微増、全体に占める割合は31.4％だった。次に多いのが香港・マカオで同13.79％増の49万1,437人だった。
観光局は日本からの旅客の成長率が低かった原因について、円安と原油高による燃油特別付加運賃（燃料サーチャージ）の上昇など、コスト増が原因と分析している。
