鴻海精密工業が14日発表した第１四半期の純利益は195億4,200万台湾元（約660億円）で、前年同期比19.5％増の大幅成長を遂げた。粗利益率、営業利益率も上昇した。15日付経済日報などが報じた。
鴻海の第１四半期連結売上高は8,834億7,900万元で、前年同期比9.2％増となった。粗利益率は6.04％で同0.36ポイント上昇、営業利益率は2.37％と同0.65ポイント上昇した。生産ラインの自動化を進めた効果がうかがえる。また中国に生産拠点が多く、人民元で給与などを支払うため、人民元安が有利に働いた。
８〜９月発売とみられるアップルの次世代スマートフォン「iPhone6」が大画面化で買い替えを促進すると予想され、主要受託生産メーカーである鴻海は下半期に前年同期比で急成長する見通しだ。
