市場調査会社、ＩＣインサイツがこのほど発表した世界半導体メーカーの第１四半期売上高統計によると、聯発科技（メディアテック）は16億800万米ドルと前年同期比48％の大幅増だった。成長率は上位20社中最高だった。中国や新興国市場のロー～ミドルエンドのスマートフォン需要に支えられたことに加え、晨星半導体（Ｍスター・セミコンダクター）を２月に合併した効果が現れた。順位は前年同期の16位から12位に上昇した。17日付工商時報などが報じた。
上位20社の合計売上高は596億3,000万米ドルで、同９％増と当初予測の７％を上回った。上位５社の順位に変動はなく、順に▽インテル、116億6,600万米ドル（同１％増）▽サムスン電子、87億9,700万米ドル（同11％増）▽台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）、48億5,200万米ドル（同９％増）▽クアルコム、42億4,300万米ドル（同８％増）▽マイクロン・テクノロジー、41億7,500万米ドル（同27％増）──。
なお、聯華電子（ＵＭＣ）が10億600万米ドルで、前年の21位から１ランク順位を上げ、20位入りを果たした。上位20社のうち台湾企業は３社となった。
