ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

M1B伸び率9.1%、個人の株取引活発【図】


ニュース 金融 作成日:2014年5月27日_記事番号:T00050564

M1B伸び率9.1%、個人の株取引活発【図】

 中央銀行(中銀)が26日発表した4月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)上昇率は9.1%と先月(8.87%)から0.23ポイント拡大し、依然高い水準を維持した。4月は台湾の株価指数である加権指数が大台の9,000ポイントに何度も迫る中、個人投資家の株式投資が活発化し、証券取引口座の残高は1兆3,832億台湾元(約4兆6,800億円)と前月から247億元増加し、過去最高を記録した。27日付工商時報が報じた。

 市場への資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の上昇率は6.24%と前月(5.89%)から0.35ポイント拡大。過去2年9カ月で最高の上昇率となった。なお、M1Bの上昇率は既に1年7カ月にわたってM2を上回っている。

 中銀関係者は4月にM1B、M2が共に伸びた理由について▽銀行の融資と投資の増加▽外資純流入額が50億9,800万米ドルと2009年10月以来の単月最高を記録したこと▽比較対象の昨年が低水準だったこと──を挙げた。