料理教室をチェーン展開するＡＢＣクッキングスタジオ（本社・東京都千代田区、櫻井稚子社長）は30日、東元（ＴＥＣＯ）グループと合弁で、台湾１号店を台北市南港区のオフィスビル「世正経貿大楼」にオープンした。30日付工商時報などが報じた。
オープンセレモニーの様子。会員2,000人獲得が目標だ（30日＝中央社）
ＡＢＣクッキングスタジオはこれまでサービスの質を確保するため、海外では全て直営だったが、台湾では初のフランチャイズ展開に踏み切る。開講コースは日本と同様、料理、パン、ケーキの３コースだが、台湾では和食に対する人気も高いため、和食レッスンを積極的に開講していく。料金は１単元（２時間）当たり1,200〜1,600台湾元（約4,000〜5,500円）。申し込みは６単元単位。
黄茂雄・ＴＥＣＯグループ会長は「既に多くの百貨店が出店に関心を示しており、３〜５年で20カ所を展開したい」と述べた。10月には台湾２号店が開業する予定だ。
また黄会長は初出店先に南港区を選んだ理由について、ハイテク業界の高所得層が近隣に住んでいる点を挙げた。
ＡＢＣクッキングスタジオは現在、日本国内に130カ所の店舗網を持つほか、2010年に上海、12年に北京、昨年には香港に進出している。国外店舗は台湾１号店を含め計８店舗となった。
