ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）は30日、第４世代移動通信（４Ｇ）規格に対応するＬＴＥマルチモード・マルチバンドチップ「ＭＴ6290」が中国の移動通信キャリア大手、中国移動通信（チャイナ・モバイル）のテストを通過したと発表した。31日付経済日報が伝えた。
ＭＴ6290は中国で使用されている全てのモード、周波数帯で動作するのが特徴。
携帯電話端末市場では現在、マルチモード・マルチバンドのチップは米クアルコムが最大手だが、メディアテックも同市場への参入を果たすことになる。
またメディアテックは同日、８個のコアが同時動作する「真のオクタコア」製品として、スマートフォン向けの新チップ「ＭＴ6595」量産を今年第３四半期から開始すると発表した。
