ドイツの高級車ブランド、メルセデス・ベンツが台湾の旅行事業に参入した。旅行サイト大手、易遊網（ｅｚトラベル）傘下で上質なツアーを取り扱う鴻鵠逸遊（ＨＨトラベル）と提携して「賓士逸遊（メルセデス・ベンツ・トラベル）」を設立し、欧米ツアー10コースの販売を３日から開始した。移動は飛行機ではビジネスクラス、陸路ではベンツも使用する。最高級クラスのホテル、客室を用意し、ツアー料金は57万5,000台湾元（約200万円）から。一部コースはベンツ所有者のみが参加できるなど他社との差別化を図っている。４日付経済日報が報じた。
最高額のコースはベンツ所有者のみが参加できる「スイス・サンモリッツ８日間」（99万5,000元）で、年間１ツアー、12人限定だ。チケットの入手が難しい「サンモリッツアートマスターズ」の音楽祭の鑑賞やベンツ主催のＶＩＰパーティーへの参加などが含まれる。
なお、ベンツとＨＨトラベルは台湾に先駆け、今年３月に中国でもツアー販売を開始している。
