受動部品最大手、国巨（ヤゲオ）が５日発表した５月連結売上高は24億1,000万台湾元（約82億円）で、前月比0.4%増ながら、2011年４月以降で最高だった。６日付経済日報が報じた。
同社は、欧米、中華圏の売上高が前月より良かったと説明した。一方、中華圏を除くアジア太平洋地域は前月より落ち込んだ。工業用品、パソコン関連製品や卸売業者の需要が増えたが、消費者向け電子製品、携帯電話など情報通信機器やＥＭＳ（電子機器受託生産サービス）向けは減った。
証券会社は、第２四半期は営業日が多く、出荷も安定するため、同社の売上高は前期を上回ると予測した。
