南部のホテル、飲食店、土産物店など220店以上で総額13万台湾元（約44万円）の特典が受けられる「南台湾観光パスポート」が９日、行政院南部聯合服務中心から発表された。17万部を無料配布し、夏季休暇期間中に高雄市、台南市、屏東県、嘉義県市、雲林県を訪れる台湾、海外の観光客を25～35％増やすことが狙いだ。10日付工商時報が報じた。
行政院南部聯合服務中心の楊秋興主任（後方の中）は、例年の発行部数16万部から、９年目の今年は増刷したと述べた（中央社）
特典は▽高雄華園飯店、２泊目無料▽リゾート村のＹｏＨｏ悠活渡假村（屏東県墾丁）、平日２人宿泊で６割引▽水族館の国立海洋生物博物館（屏東県）、２人目入場無料▽高雄港のバナナふ頭、バナナケーキ２点購入で３点目が無料──など。
この他、南台湾観光パスポートの公式サイト（http://www.southtaiwan.com.tw/） で好きな観光ルートに投票したり、フェイスブック（ＦＢ）のファンページ（https://zh-tw.facebook.com/2013southtaiwan） に旅行の写真を投稿すれば、高雄華園飯店などのホテル宿泊券が毎月抽選で当たる。期間は10月末まで。
配布場所には従来の台湾高速鉄路（高鉄）、台湾鉄路（台鉄）や高速道路、観光案内所の他、中華航空（チャイナエアライン）の香港、マカオ、マレーシア拠点などが加わった。
